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2026/11/03 00:00 から販売
「・・・その夜さり亥の子餅参らせたり。かかる御思ひのほどなれば、ことことしきさまにはあらで、こなたばかりに、をかしげなる檜破籠などばかりを、色々にて参れる・・・」
これは『源氏物語』第9帖葵に
亥子餅が登場する一説です。
平安時代の宮中で亥の月、
一の亥の日に御玄猪という行事がありました。
新米にその年収穫した
大豆・小豆・大角豆(ササゲ)
胡麻・栗・柿・糖の7種の粉を合わせ、
亥の子つまりイノシシの子どもである
ウリ坊の形の餅を作り、
内蔵寮より奉ったとのこと。
当店の亥子餅はこの7種を
7代目こだわりの配合で練り込み、
その香ばしさや風味にあうよう
炊き上げたこしあんを
中にそっと忍ばせております。
源氏物語にまつわるエピソードの他にも、
亥は陰陽五行説では水性に当たるため
火難を逃れるという信仰があるため、
この日に火鉢やこたつを出す
習わしとの関係もあります。
茶の湯の世界でも「炉開き」を行い、
茶席菓子として亥の子餅が
用いられることが多くあります。
亥子餅も和菓子屋によって
様々にございますので、
この時期に、食べ比べをしてみるのも
面白いかもしれません。